私が幼かった頃(今から35年ぐらい前)は鍵盤ハーモニカという楽器は学校の音楽の時間でしか使わない楽器だった。小学校の音楽の時間にやりたくもないリコーダーと鍵盤ハーモニカを一生懸命練習させられた。大変だった。鍵盤ハーモニカという楽器の「子供の楽器」というイメージがなんとなく「カッコ悪い」というふうに感じていた。

鍵盤ハーモニカは今でも小学校の音楽の時間に盛んに使われているようで、私の子供も盛んに鍵盤ハーモニカを弾いていた。そんなこんなで、私もつい最近まで、鍵盤ハーモニカ=子供の楽器(カッコ悪い)というイメージを持っていた。

ところが、以前の会社で業界組合の親睦旅行に参加し、その際に鈴木楽器製作所の工場を見学させてもらった。その際に「Hammond」ブランドでエレクトリック鍵盤ハーモニカが生産されているということを知って、俄に鍵盤ハーモニカに対するイメージが変わった。

私は「Hammond」というブランドに弱い。HammondといえばB-3、C-3。最高の楽器メーカーである。最高のブランドである。そのハモンドが鍵盤ハーモニカを作っていると言われたら、気になる。気になってしまい仕方がない。そこで、ついつい購入してしまった。そのエレクトリック鍵盤ハーモニカを。

もうかれこれ、4〜5年前に手に入れたのだけれど、時々引っ張り出してきては眺め、鳴らし、満足して仕舞う、を繰り返している。これがまた、ものとして所有の満足度が高い商品なのである。なんと44鍵もある鍵盤。子供のおもちゃではない。これだけ音域が広いと、ほとんどの音楽を移調せずに弾くことができる。素晴らしい。

そして、見た目もかっこいい。もっと早く手に入れていたら子供に使わせて、学校に持っていかせていただろう。そしたら、みんな羨望の眼差しをくれるかもしれない(いや、そんなことはないか)。

しまっておくのは勿体ないので、時々出して練習しようかと思っている。なかなか生音が大きいので、夜な夜な練習するわけにもいかず、練習が疎かになっていたのだけれど、できればケースにしまわず、常に出しておいた方がいいかもしれない。

楽器というのは、ケースにしまうと良くない。練習しなくなってしまう。

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