今日はハンプトン・ホーズの”Blues for Walls”というアルバムを聴いている。エレピにエレベ、ギターに2管編成というあの時代を強く意識させられるアルバムである。

ハンプトン・ホーズはどちらかといえばハードバッパー系のピアニストとしての方が有名であるけれど、やはり70年代を生きたプレーヤーであるので時代の流れに逆らうことはできず、こういうアルバムを制作している。あの、アコースティックピアノをポロポロと奏でていたハンプトン先生もここまで変わってしまうかと思わせられるアルバムである。

しかし、私は決してこういうのは嫌いなわけではない。フレディー・ハバードの一連のCTI作品に通ずるサウンドである。グラントグリーンもファンク一辺倒ではなくて、こういうサウンドのアルバムも確かKUDOかどこかから出していたような気もする。もちろん、そういう音楽をやり始めた張本人はマイルスあたりなのだろうけれど、マイルスのいわゆる「エレクトリック・マイルス」時代の作品はマイルスが音楽を引っ張っていて、その号令によって音楽が一瞬にして変わるのだけれど、ハンプトン・ホーズのアルバムはもう少し曼荼羅的というか何というか、空気感が微睡んでいてちょっと気持ちよさすら感じてしまう。

ハンプトン・ホーズにはもっとエレピのアルバムを作ってもらいたかった。あのNorthern Windowsという名盤を残しているぐらいなのだから、エレピの名手の一人に数えられるのだから、もっとスタジオアルバムも出してほしかた。エレピのトリオ作とか。

このBlues for Wallsの裏ジャケに当時のHampton Hawesの写真が載っているのだけれど、何やら革ジャンを着てでっかいアフロヘアなのである。えっ?ハンプトン・ホーズってこういう人だったっけ?と思うぐらいアコースティック時代の彼の姿から離れているのである。

そういえば、キース・ジャレットもエレピ時代にはおんなじような格好をしていた。あのハービーもこういうスタイルだった。

もしかして、エレピが上手くなるとだんだんこういう雰囲気になっていくのだろうか?

いやまてよ、ビル・エヴァンスはエレピ時代でも元のビル・エヴァンスのままだったような。詳しい方、教えてください!!

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