Rhodesピアノ(ローズピアノ)のStageというモデルは、先日別の記事にも書いたがパッシブのエレクトリックピアノである。それが故にギター用エフェクターを繋げたりギターアンプで鳴らしたりと、色々な楽しみ方ができる。エフェクトを繋げるのも、ギターアンプで鳴らすのもSuitcaseでもできるのだけれど、Suitcaseのプリアンプとパワーアンプ独特のサウンドは個人的にはノーエフェクトで楽しみたいと考えている。まあ、それは自由なのだけれど。
Stageについては、元々がエレキギターのような楽器なので(楽器の本体部分だけなので)アウトプットジャックから先を何にするかで色々な音色を楽しむことができる。ステレオのトレモロに繋げてステレオのキーボードアンプで鳴らせば、Suitcaseさながらの音を楽しむこともできるのだけれど、せっかくなので色々と試してみたくなるのだ。
例えば、私はしばらくFenderのBassmanというベースアンプ(ギターアンプ兼用)に繋いでいたこともあった。Bassmanはチューブアンプで、整流管のモデル(ダイオード整流でないモデル)では少しだけコンプレッションがかかるのだけれど、その感じもレトロで良かった。まあ、弾いている本人にしかわからない違いなのだけれど。はたまたもっと歪むアンプに繋げることもできる。エレピなのだから、歪ませてしまっても良いのだ。ハイゲインアンプは持っていないので試したことはないけれど、Peaveyのアンプのダイオードクリップの歪みをかましたことはある。なかなか、エレピでしか表現のしようがない音色が出て面白かった。
本来のRhodesの音(?)を出したいのであれば、できるだけ歪まないアンプに繋げて使うのが良いだろう。キーボードアンプに繋ぐのが最も手っ取り早い。
しかしながら、せっかくエレピなのだから色々な音作りをして楽しむのもありだと思う。Rhodes Stageは出力が弱めなので、小さいチューブのギターアンプに繋いでボリュームをフルテンにして弾いたらこれがまたなかなか面白い。マイルスの60〜70年代のバンドで弾いているキースジャレットやらチックコレアのような凶暴なピアノサウンドが出来上がる。そこに、ギターようのシンセエフェクトなんかをかけた暁には、ペダル一つでRhodesからシンセのような音色さえ飛び出す。
無難なところで、スタジオなんかによく置いてあったフェンダーのツイン・リバーブも良い。元々RhodesのSuitcaseモデルについているソリッドステートのアンプは、ツインリバーブなんかの音作りを意識して作られていると聞いたこともある。ツインリバーブに繋げばリバーブも使えるので、アンビエンスを効かせたサウンドも楽しめる。何よりもイコライザーが付いているのが良い。鍵盤楽器はデジタルが幅を利かせているけれども、アナログのRhodesならではのアンプの持ち味を活かしたセットアップを色々と試してみるのもStageモデルの楽しみ方の一つである。

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