RhodesピアノにはパッシブのStageというモデルと、ビルトインのプリアンプ、パワーアンプ、ステレオスピーカーユニットがついたSuitcaseというモデルがある。

Rhodes Suitcaseの方が当然高価にはなるのだけれど、必ずしもSuitcaseの方が良いというわけでもなくStageにもStageの魅力がある。私は両方持っているのだけれど、どちらが好きかと言われても選びようがない。StageもSuitcaseもスピーカーユニットとアンプ部以外は同じものだからだ。

Suitcaseにはステレオプリアンプがついているが、鍵盤部分から信号が出るジャックは同じモノラルのものであるので、本体部分はほぼ同じものと言える。

ただし、Suitcaseの方は持ち運びのことを考えての軽量化の意味もあり、鍵盤部分のキャビネットは軽量に作られている。対してStageは脚4本で本体を支えなければならないので、本体の底が頑丈にできている。

この違いが音にどれぐらい影響があるのかはよくわからないのだけれど、SuitcaseをStageに改造する場合はそのことを考慮して、スタンドを工夫しなければならない。

Stageは持ち運びのことを考えて作られており、Suitcaseはフル装備なのである。

スタジオなんかではSuitcaseを置いているところの方が多い印象だが(Rhodesを置いているスタジオが今どのくらい現存しているかは別として)ミュージシャンの中にはStageしか使わないという人もいる。Stageはパッシブなので、音作りの幅は確かに広い。電装系の改造もしやすい。

もし、一台だけRhodesを所有するということであればStageをお勧めするのだけれど、2代持ちするのであれば、Suitcaseを常設用、Stageをサブとして使うのも悪くない。ちなみに私のメインのRhodesはStageである。エフェクターも何も通さずにキーボードアンプに突っ込んでいる。これがなかなかRhodesらしい音作りができて面白い。アンプ側のセンドリターンにエフェクトを繋いでおけば一度に色々なエレピにエフェクトをかけることもできる。

88のSuitcaseはRhodesのフル装備としてはなんとなく所有する満足感はあるのだけれど、ミニマルに73のStageで音作りをするのも面白い。結局どちらも捨てがたい。

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